今、風邪っぽいのはイヤだ〜季節が梅雨から夏に急変化…

親子丼は卵とかしわ(鶏肉)

オムライスは卵となんか洋風の具材

カステラは卵に砂糖と小麦粉。小麦粉の代わりにミルクを使うとプリンです。

卵を使った料理は、合わせる材料を変えるだけで、いろんな種類の食品ができます。

材料の組み合わせ、分量の割り合い、加熱の加減、

卵ひとつででも、さまざまな要素で、さまざまな料理ができるのです。

 

治療していると、皆様がお悩みの症状と言うのは実にさまざま。でも症状はさまざまであっても

病気の元、要因は実は数えられるほどの数かもしれません。

一見これだけバラエティーにとんで見えるのは、数個の要因が「組み合わされる」ことから生じているからだと、捉えることができます。

 

病気の症状は

基本的には2つの要因、それらが組み合わさってでています。

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要因①

「内的要因」…五行

…肝・心・脾・肺・腎、の五臓が体のバランスをとりながら

動物は日々を過ごしています。これは体のシステムそのもの

システムが狂うことで体調不良になります。

 

要因②

「外的要因」…傷寒、中風、中暑…etc…

…寒さ、暑さ、ジメジメ湿気、公害、薬害、アレルゲン、ハラスメントをも含めて

環境が体に及ぼす害です。これを昔は“邪気”と言いましたが、そう言うとマニアックでウサン臭いですから単純に「外的要因」と思って下さい。

この外的要因がどれくらいの規模、どのくらいの深さ、で体の防御機能を突破し体内に侵入しているかで出ている症状が違ってきます。

体表→体内へ。

どの層に外的要因があるか、この突破加減を「病の深さ」とも言います。

体の防御機能は、層を成していると考えます。ちょうど玉葱の層みたいなイメージです。

 

要因①と②の組み合わせ、五行という体の流れに外的要因が紛れ込んでいます。それが病気です。

例えば、風邪もこの現象一つです。風邪の引き始めから治るまでの症状の変化は皆様ご存知だと思います。症状の変化は防御層(経絡経脈)の各段階で体が外的要因に対する反応を変えるからです。

こうやって外的要因が臨機応変にセオリー通り体によって処理されると、風邪は自然と治っていきます。

このセオリー通りの処理を助けるのが鍼灸漢方薬です。

 

要因①×要因②、= * * * この場合の数だけ

各個人に現れた現象をひとつひとつ症状としてみることになるのです。

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またお得意の例え話ですが

海を進む船のように

さまざまな外的要因が迫る中で、五行はいつも常に、舵を右に左に、この外的要因に対処しながら体を操縦しています。転覆しないように沈没しないように。

でもたまに、ドカンと大きな外的要因にぶつかり事故にあいます。それが病気です。

☀️

今、気象面で

ジメジメの梅雨から猛暑へと、外的要因が急変化しました。

私のところにも「蜘蛛の子を散らすように…」とでも言うのでしょうか…わ〜わ〜…と

あちこちからSOSのご連絡がありました。

「筋肉が引き裂かれるような激しい痛み」…筋痛症

先日の「パンツの形に肌がかぶれた」…接触性アレルギー、などなど

さまざまなお問い合わせにお答えしています。

今の季節の多くのご質問は外的要因がもとの体調不良、暑さと冷房で薄くなった粘膜や皮膚のバリアーから、もともと防御の弱い五行のところへ侵入した邪気でした。

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船にも個性があるように

五行のバランスは皆様それぞれ個性をお持ちです。

おたずねの方お一人お一人、個性のある体質の上に、体質で影響を受けやすい所に外的要因(邪気)が侵入します。各自個性をふまえて、この環境の嵐の中で「舵取り」をしていただかなくてはなりません。

…頭痛、下痢、吐き気、動悸、パニック、節々の痛み、手足の痺れ、嫌ですが熱も出るでしょう。

 

このように

そりゃもう、皆様がお悩みの症状と言うのは実にさまざま…でも、二つの要因をうまく捉えることで

病気のやり過ごし方「舵取り」をサポートさせていただくことができます。

 

あなたもどうぞ、一度この視点から、健康を考えてみませんか?

お気軽にお問い合わせくださいね♪

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