水は情報の記録媒体①
水は情報の記録媒体である
〜水と私の出会い〜
これは標高800メートルほどの山腹にある、湧き水です。
↑湧水とそこに至る林道
この山の山頂は850メートル位の標高ですので、湧水の地点はほぼ山頂に近い高さ。
この場所から上は雑木林で植林などの人の手は一切入っていない自然のゾーンです。
「良い水をどうやって手に入れるか?良い水とは何か?何をもって良い水というか?」
ある事情が元で、水についてこだわりを持つようになりました。
〜ある事情〜
私はかつて、コーヒーショップの店長をしていました。
当時はバブル期のグルメブームもつづいている中、飲食店の仕事にはサラリーマン時代から興味がありましたので飲食の仕事に入ったわけですが、その店は私が始めたのではなく、もともとあった店で前店長から引き継ぐ形で店をやることになったのです。
そしてその店にはある特徴がありました。
〜名水コーヒー〜
「水が良い」と評判の店でした。…(コーヒーの淹れ方は至って普通)、水が良いから美味しいコーヒーなのだと言われていました。なぜ水が良いのかと言うと、近所にそこそこ知られた名水が湧いており、そこから汲んできてコーヒーを淹れるのに使えたのです。
↑テレビにも出させていただきました
しかし、近所の水では飽き足らず、美味しいコーヒーを淹れるためにいろんなミネラルウォーターを取り寄せたり名水と言われる湧水を探して訪ねたりしていました。そしてその結果、
水の良し悪しは、そこに含まれるミネラル成分とか、いわゆる軟水鉱水、水質検査で微生物の有無…ではなく
「水が生きているかどうか」で決まると言うことが体感としてわかりました。
〜水は生き物〜
「水が生きている」ことがなぜわかったのか?
そのわけは簡単です。水が「死んでいった」からです。
山で汲んできた水はやっぱりスーパーで売られているペットボトルの水とは全然違います。でも、汲んで持ち帰り置いておくと生気が消えていきました。それはコーヒーの味に奥行きと透明感がなくなる事でわかりました。元が湧水とはいえ、美味しく使えるのは汲んでから約2週間。それ以降はペットボトルの水や水道水と変わりなくなりました。
水源から湧き流れている水は生きています。でも動かさず溜めておくと水は生気がなくなるのです。
山の清流の水が良いのは、流れているからなのです。
↑芦生の森は生きた水で育まれています
生きた水、何より健康にはなくてはならないもの。
そして体内でも水が滞りなく流れることが大切です。
↑若い頃。若いなぁ…
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